80年代、英国の人気ロックバンド"The Smiths"の♪Meat is Murder♪を僕は意味も判らずによく聞いていた頃、日本では朝シャンやボディソープが流行し、90年代にはヘアカラーが大躍進。
マクドナルドのハンバーガーやインスタントラーメンは日常化していたように思います。
1958年 チキンラーメンが発売されました。
1960年 食品添加物が多用されるようになりました。
1966年 合成界面活性剤を使った液体シャンプーが発売され、リンスが普及し始めました。
1971年 マクドナルドが日本に初出店しました。
1972年 ボディソープが発売されました。
1980年代中盤 朝シャンが流行し始めました。
1980年代後半 ボディソープが低価格化したことで広く普及しました。
1990年代 ヘアカラーの市場規模が飛躍的な成長をとげました。(1985年頃は400億円規模→1000億円規模に。)
今の30代~40代は、シャンプー、ボディソープやヘアカラーなどのケミカルとファストフード、インスタント食品やお菓子などに含まれる食品添加物、油脂、砂糖などを何の遠慮もなく摂って育った世代とも言えます。
だから、子どもを産む世代として考えると、その1世代2世代前と比較して、アレルギーを抱える子ども達が増えてるのは偶然ではないように思えます。他にも、抗生物質の多用、住環境の変化、夜型の生活習慣に変わったなどの要因も含まれるという説もあります。
僕の友人でアトピーを抱える30代前半の男性がいます。
頭皮もアトピーのせいでいつもフケが出たようにガサガサするのが悩みで今まで色んな美容室でその対処法としての高価な薬用シャンプーをすすめられてきたそうです。しかし、まったく効き目なし。
僕が湯シャンをすすめたところ2~3ヶ月で改善しました。彼曰く「嘘みたいや!今までの高いシャンプー代返せー!」だそうです。シャンプー剤に含まれる合成界面活性剤は、食器洗いとして使用しても汚れたお皿などから油(脂肪)やたんぱく質を取って落とします。皮膚も脂肪と蛋白質で出来ているので、シャンプー剤で洗うと皮膚にダメージを与えることになります。だから、頭皮にトラブルを起している人は絶対に使わない方がいいんです。(「赤ちゃんでも使える敏感肌用」とか「薬用」とかの文句に惑わされないで下さい!)
この様な時代背景や事実が示しているように、ナチュラルじゃない物質や生活習慣には、必ずそれ相応のサイドエフェクツ(副作用)を被る可能性があるんだということをもっと認識すべきではないでしょうか?
"The Smiths"のVo.モリッシーが歌った♪Meat is Murder♪=食肉は殺人
彼は菜食主義者としてこのメッセージを歌っていました。この曲が発表されて既に30年以上が経過しています。肉食もまた様々な功罪を残してきた様に思えます。
Chemical is Murder…もちろん、ケミカルも。
だからこそ、今の子ども達に『ナチュラルなライフスタイル』を伝えて未来に責任を持ちたいですね。
文 小笹久幸(Natural&Organic esiotrot)