健やかな髪が育つ頭皮、健康、自然環境、地球温暖化、動物愛護、未来といったワードに対して負荷をかけたくないという思いを持つなら出来るだけケミカルフリーな選択がよいのだと思います。例えば、シャンプーに含まれるケミカルを下水道に流してしまうと川や海に流れて、結果、自然を汚染し動物や魚たちも病気にかかったり死滅していく事になります。たとえ、生分解性に優れたケミカルを使用していたとしてもその製造過程に疑念を抱かざるを得ません。シャンプーメーカーがそれを否定したとしても、原料メーカーが環境汚染、動物実験などに関与している可能性もあります。
これは美容業界だけに限らない事です。なぜ、ケミカルや添加物が世界でこんなにも使われるようになったのか?それは、ただ効率よく、安く、安定した品質の商品を大量に製造する事ができるからに他なりません。大量生産、大量消費の経済発展=環境破壊ですね。
「もし、ドイツ人がひと家族ごとに持っている車を、インド人もまた持つとしたら、この地球はどうなってしまうのでしょうか?私たちが呼吸できる酸素は残されているのでしょうか?」
「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ。」
これは2012年に開催されたリオ+20(国連持続可能な開発会議)で当時の南米ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカが語り話題となった言葉ですね。
『経済発展=環境破壊』から『環境保護=経済発展』への仕組みづくりが望まれます。
文 小笹久幸(Natural&Organic esiotrot)