経皮毒
=皮膚を経由して体内に入る毒。
=有害化学物資のことを指します。
なんとも怖いネーミングですね。
「生まれた赤ちゃんからヘアカラーのにおいがするんですよ」
最近読んだ本に36年のキャリアを持つ助産師さんのお話が載っていました。
この10年ほどで20代前半のお母さん達の出産の際、ヘアカラーやシャンプー剤のにおいが複合的にしてくるそうなのです。しかも、出血が多く、出産が長引き、子宮の収縮が悪く、胎盤も薄く、色も薄く、また、胎盤にねばりがない…。
口から吸収される食品に含まれる合成化学物質の影響はもちろんですが、シャンプーやボディソープ、ヘアカラーに含まれる合成化学物質は、皮膚から吸収、10日ほどかかって肝臓や腎臓で解毒、排泄されますが、その排出量はたったの10%にも満たないと言われています。
この経皮毒のほとんどが体内に蓄積されるそうです。それが赤ちゃんにも影響し、免疫力低下や先天性の障害、アトピーやアレルギーといった重大な問題を抱えてしまう事があるそうなのです。
本当の美しさって何なのでしょうね?
最先端のブランドもので綺麗に着飾った妊婦さんが、プカ~ッとたばこをふかしてる姿を想像してみたんですが、僕にはぜんぜん美しいとは思えません…。子どもを生もうと考えてる女性が、がんがん経皮毒を接種するのって少しコレに似てる気がするんですが…。
ー 補足 ー
経皮毒の有無に関しては意見が分かれるようです。色んな立場からの都合で経皮毒の認否があってしかるべきなのでしょう。しかし、ヘアカラー剤の使用上の注意には「腎臓病、血液疾患等の既往症がある方は使用しないで下さい」と記されています。これは経皮毒の危険性を明示している?とも考えられます。他には経皮吸収を利用した化学兵器も存在します。皮膚表面から有害物質が体内に吸収されることがあるということは間違いない様に思います。その有害物質が私たちの体に、どれだけの期間をかけて、どれだけの量入れば、どんな作用があるのかがはっきりしないんだと思います。
文 小笹久幸(Natural&Organic esiotrot)